絵を楽しむ絵本
お久しぶりの投稿でございます。
今回も、F小学校の読み聞かせに行ってきたので
読んだ絵本の紹介をしたいと思います。
今回のテーマは『絵を楽しむ』
(自分の中でいつも勝手にテーマを作っています)
一冊めはこれ
「視覚ミステリーえほん」
作者/ウォルター・ウィック
「錯覚の世界へようこそ」
という言葉で始まるこの絵本は視察力をはたらかせて、さまざまな錯覚がどのようにして起こるのか、その秘密を探ってみる絵本です。どのページにも秘密がたくさん詰まっています。
表紙からして「ありえない三角形」を作っていませんか?
右の絵は「森のまぼろし」です。
特に何かを現しているようには見えませんが、逆さまにするとその正体が見えてきます。
4年生には少し難しいページもあるので、今回は導入として3ページほど見せました。ざわつきがちな月曜日の朝でしたので効果大でした。
2冊目はこれ。
「光の旅 影の旅」
アン・ジョナス 作
行と帰りの様子を光と影を巧妙に使って描いたしかけ絵本です。
光の旅(行き)で本の最後まで辿り着いた後、本を逆さにして影の旅(帰り)をページをめくり返すようにして始めるのですが、子ども達はもとはどんな絵だったか本当によく覚えているんですよね。感心します。
3冊目はこれ。
「アンジュール」
ガブリエル・バンサン 作
と思っていたのですが、最近先生がお読みになったとの事でしたので急遽、「絵」にヒントが隠されている、なぞなぞの絵本に変更したのですが、ここではアンジュールも紹介しますね。
鉛筆デッサンで描かれ、文章は一つも載っていないこの絵本は、車の窓から投げ捨てられ、にわか野良になった犬のその日の長いサスライを描いた物語です。
文章がないので私はただページをめくるだけです。
でも子ども達はすごく集中して見入ってくるんですよね。
まるで自分で物語を作っているような眼差しで
「次はどんな絵?つぎは?つぎは?」って。
いつも読むことに専念している私にとってこの絵本はそんな子どもたちの表情が間近でみられるちょっと幸せなひとときでもあります。中学生に持っていっても反応の良い絵本です。
そしてアンジュールのピンチヒッター
「なぞなぞのたび」
石津ちひろ 作/荒井良二 絵
左になぞなぞが、右の絵にヒントというよりほぼ答えが描かれている楽しいなぞなぞの絵本です。
石津さんの洒落たなぞなぞと荒井良二さんの楽しい絵が心地よくマッチしているんだなあこれが。
子どもたちは盛り上がり、この日も楽しい雰囲気でおわりました。
次回はクリスマスの絵本を紹介しようと思っています。
子どもたちがワクワクするような絵本を・・・うふ、実はもう選書済みですの。
たのしみ、たのしみ。
息子から
「どうせそのうち書かなくなるから。やっても意味ねえし!」
と言われながら始めたブログです。
がっ!!息子よ母をあなどるでない!
ゆっくりだけどちゃんと更新してるもんね。
いつかこの中高生の世代から
「どうせ」
という言葉を言わせないような
ぐうの音もでないような
素敵な大人(母)になっちゃうもんね!!
お~~ほっ、ほっ、ほっ。
その日は近い!
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