赤ちゃん一時避難プロジェクト~ふたたび~
15・16日と赤ちゃん一時避難プロジェクトのボランティアで湯沢町に行っていました。
これで4回目の湯沢町。
さすがにお盆だけあって、宿泊先のホテルは大混雑でした。
避難しているご家族は次々にアパートへ移住していて、ホテルに残っていた家族は30組もいなかったように思います。
15日の夜は湯沢駅前のお祭りで花火が上がるというので、お母さんたちのサポートを兼ねて駅前に一緒について行ったのですが、あいにくのどしゃぶりの大雨になっってしまい・・・
ですが、雨に対する不満やぬれるから帰りたいという言葉はお母さんたちの口から出ることがなく、逆にそんな状況を楽しんでいるようにさえ見えたんですね。
どうしてかと私がたずねると、
「お祭りを楽しむなんてこと今年はできると思ってなかったから、だから雨が降っていても花火が上がらなくても、こうやって沢山の人がにぎわっている中で、子供達に一緒にお祭りを楽しませてあげられることが嬉しいし、せっかく来たんですから楽しまなくっちゃもったいないですよね」
という答えが返ってきて、お母さんたちのたくましさに私はただただ脱帽でした。
普段もできるだけ一人ぼっちにならないように声を掛け合ったりと、お母さんたち同士で避難生活を少しでも過ごしやすくできるよう協力し合っている様子を多々感じることもよくありました。
ここのお母さんたちはとにかくたくましいのです。
そして今を楽しむことも大切にしています。
そんな強さをお母さんたちは少しずつ、少しずつここでつけてきたのかもしれません。
今月いっぱいでほとんどの人が引っ越しされて行くことになります。
おそらく今回で私のボランティアも終わりになるでしょう。
涙目になるほど別れを惜しむ関係になることを正直想像していなかった私ではありますが、今確かに感じるんです。このお母さんや子供たちとの関係はここで終わったわけではないということに。
きっと再会する日が必ず来ると。。
だって子供たちが「バイバイ」じゃなく、「またね」と言って帰って行ったんですもの。
「またね。必ずまた会おうね!」
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